楓のFF14日記

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こんにちはぁ!


暑い日が続いたと思えば急に涼しくなったりと、身体にめっぽう負担をかけてくる気候さん・・・

ここのところはまた、夏らしい暑さが舞い戻ってまいりましたので、少し涼しそうなところへとお散歩しにまいりました♪



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黒衣森で森林浴がてら、涼しい感じで探検手帳でもやっていこーと思いまぁす!



















鬱蒼と茨が生い茂る登り坂で、すでに息も絶え絶えですがね( ╹▽╹ )



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とうちゃ~っく!

それでは早速、本日のお題を確認してまいりますね!

――ある園芸師が見た景色。
陽光を受けると泉の水が輝いて、庭園は荘厳な空気に満ちる。そんな光景を見れば、不信心なヤツだって、祈りを捧げたくなるだろう。

時間:8:00~11:59 天候:晴れまたは快晴


この聖堂で働いている方が見えますよ~?

探検手帳の場所についてご存じかもしれませんね!
ちょっとお話聞いてみましょうか♪



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「あの・・・・こちらにこの探検手帳にあるような場所って心当たりないですかね····??」

ショップのミコッテ店員
「こちらは「エターナルバンド」用のショップとなります!」


「えっと・・知り合いにもとりあえず予定されてる方おりませんので、探検手帳を·····」

ショップのミコッテ店員
「こちらは「エターナルバンド」用のショップとなります!」


「ほ、ほらっ!よく冒険者さんが立ち止まる場所とか····」

ショップのミコッテ店員
「こちらは「エターナルバンド」用のショップとなります!」
















ねぇ·····



















ちょっとは話聞きなさいよ!!!(╬▔皿▔)╯



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仕方ありませんね・・・

では、この敷地をうろうろしながら手帳のポイントを探してみましょうか!

しっかりと手入れされてる綺麗なお庭みたいですし、お散歩しながらでも・・・・・











[探検手帳の目的地へ到着しました。]



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えっ·······


























ここですの!?

中に入ろうと門を開いたら手帳ポイントでしたよ!

探す手間が省けましたね♪

あっでも・・・・・



















気合入れ過ぎて、早朝から来ちゃいましたので散歩しながら時間つぶさないとですよ・・・・💦



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さて!
少し霧がかってますが、天候は悪くありませんし、庭園でも見て回って行きましょぉ♪

水が薄く張られている池には、色合いが青々とした綺麗な苔が生えており、その周りには色とりどりの花が咲きほこってます💕

可愛らしいというよりは、どこか厳粛さがあり「聖堂」の名にふさわしい景観を作り出していますね!



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こちらのメルウィンさんは、この聖堂で補修作業に従事されているんですって~!

メルウィン
「ここの美しい彫金細工の補修に関われることは、彫金師として、とても誇りなことよ。
作者の意図を汲んで、一つ一つ修理していくの。」

石柱など、ところどころ傷んで欠けている部分がありますが、放置されているわけではないので、これはこれで味かなって思いますよ〜!



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こちらの種を蒔いてる方はケインさんです!

この庭の草花の手入れを行っているようですね・・・・
こんな素敵な庭園のお手入れは大変ですが、お仕事頑張ってくださいね!

ケイン
「どうだい、綺麗な庭だろう?
なんせここは、十二神をすべて祀ってるんだ。
毎日キレイな花を咲かせないとな。」

花はちゃんとお世話してあげないと、すぐに拗ねちゃいますからね······!

ところでこの花のツボミ·········

















めっちゃでかくないですか??

私の頭と同じくらいのサイズあるのですが(´⊙ω⊙`)!



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メルウィンさんとケインさんの努力でこの美しいお庭が維持されているのですね~!

お二人には感謝ですね!!



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この大聖堂は、食糧難や病が流行った頃に十二神の加護を受けようと建てた教会なんだそうです。

第七霊災後の現在では、新たな困難に対し、加護を受けるべく修繕がなされております。

冒険者の間では「エターナルバンド」と呼ばれる二人の絆を誓い合う儀式の場としても使われているみたいです(. ❛ ᴗ ❛.)



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さて、時間が来ましたので、ここでエモート「祈る」を·····!



探検手帳『012』をコンプリートした!



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今回は場所を探すことなく、簡単に見つけることができたのでラッキーでした🎵

次回はどんな景色を見せてくれるのか楽しみです(◍•ᴗ•◍)

ではではっ!またねぇ(^∇^)ノ♪

は~い!

前回の探検手帳からおよそ10ヵ月は経過しておりますがお元気でしたでしょうか⁉












え・・・・っと・・・・・














わ、私は元気です!!!!

逆に心配されてしまいましたね・・・(´;ω;`)ウッ…



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あれ、なんか前回と雰囲気ちがくない???

と思われていらっしゃると思いますが、そうなのです・・・・・

よくお気づきですね・・・・・・!!!??w(*゚o゚*)w













なんと髪型が・・・・・っ!!!!






ニテになりましたっ!!!!(そこじゃない)



さてさて!

こ~んにちはっ!



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本日はここ、「ベントブランチ牧場」へとやってまいりました🎵

今回のお題がですね・・・・


――ある牧童が見た景色。
お天道様の日射しをうけて、気球のモーグリも気持ちよさそう。そんな日は、ついつい腰を下ろして休みたくなるね。

時間:12:00~16:59 天候:晴れまたは快晴

にゃ~るほど・・・・!

目印として気球のモーグリを探していきましょうかね



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ここは乗って移動するためのチョコボを飼育・育成をしている牧場のようですよ~('▽'*)♪

飼育員さんが丁寧にチョコボのお世話を楽しそうにしておりますね!

かく言う私も、こちらで教育されたチョコボのお世話になっている、冒険者のはしくれですからね・・・・!!



おねーさんありがと~♪(*´ω`*)



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チョコボを育てるための「ギサールの野菜」もこの牧場で栽培してるんですねぇ~!!!

畑を管理しているマルゴさんによると、チョコボにも好みがあるらしく、色んな野菜を食べされてみると良いとのことでした。













ちなみに私はセロリが嫌いなので、私のチョコボに積極的に私に出されたセロリを食べさせていこーと思います。

あれ?
そーいえば私は何をしていたのでしたっけ・・・・???

あっ!そうそう!!

気球ですよ気球!!!



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えっと気球は・・・・っと・・・・・。

お!

向こうにモーグリ型の気球がありますね!!

あれ???



















モーグリってあんな立派なあごひげ生えてましたっけ・・・・???

ま、まぁ私の気のせいでしょうね!(*'ω'*)



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余計な散策をしてしまったので、丁度良い腰かけが・・・少し休憩していきましょうか(*´ω`*)


[探検手帳の目的地へ到着しました。]

探検手帳『011』をコンプリートした!











え・・・・・???












あ・・・・・・













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ここ!?


なんだか棚から牡丹餅的な感じでコンプリートしてしまいました・・・・。



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日も暮れてきましたし、今回は無事探検手帳を達成することができましたので、お家に帰ろ~と思います♪

次回は東部森林だそうです!

頑張って探していくぞぉ~!!!

ではでは、まったねぇ🎵

次回へ続く・・・。

すっかり肌寒くなってきましたね。
年中暖炉で薪が炊かれている、FCハウスの2階が活躍する季節ももう間近ですよ!

ここのところ仕事で通っている近くに、豚カツやさんがあるのですが、私をそこへ連れていってくださった方が、「釜茹で豚カツがしつこくなく、胃がもたれにくくて良いらしいです。」とのこと。

なるほど・・・・・・・・・。



















揚げた物を茹でちゃだめでしょ。

なごやかに突っ込ませていただきました。



正確には「釜焼き豚カツ」でした。

さっと揚げた後に釜で焼きあげ、中まで火を通すので、油が30%オフらしいですよ?

お買い得ならぬ、お食べ得ですね!?



はい、こんにちは!



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一時期「物憂げな表情」のSSを撮っておりまして、最初の犠牲者になっていただいたのはリコちゃん(リコリス)です🎵



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FCハウス一階にある、切り株に座ってもらっておセンチな表情をしてもらいました!



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リコちゃんみたいな美人がこんな表情してたら「どうしたんだい?」と接したくなりますが・・・・・。










急接近すると蹴りが飛んできますので、お取り扱いには細心の注意をしてくださいませ。




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第2の犠牲者になりましたのは、ジルちゃん(ジルハーツ)をロフトに呼び出して殺って(撮って)やりましたよ!



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何種類かのフィルターで撮りましたが、なんだか「セピア」よい雰囲気でしたのでこちらを!

女優レベルのセクシーさだね?

「でもジルちゃんはこんな表情するイメージないよねー。」

ジルハーツ
「快活女子だからね!
まぁ、強いて言うなら・・・・・・。」

「え、そんな状況あるの?」

ジルハーツ
「ネギ抜きで頼んだラーメンに、ネギが入ってた時にする表情かしら。」

「ネギ入ってた方が美味しいじゃないの。」
















ジルハーツ
「ネギは観葉植物だから。」

「あんなの家の中の鉢植えに生えててたまるか!💢



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かくいう自分はまったく物憂げないSSを撮ってたりしてますがね!



たぶん撮ってるけど、どっかいっちゃった💕



もうずいぶん日が経ってしまいましたが、高難度のコンテンツである討伐戦でのことです・・・・・・。



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この討伐戦の下準備のために、「チョコボヘッド」の装備を整え、ステータスアップ(気分的に)する食事(ケーキ)も沢山あります・・・・。

この戦いに勝利する条件は、「泣かせる」こと。

チャンスはたった一度きり・・・!



さぁ、戦闘開始までのカウントをパーティーリーダーが数えます。

3・・・・・


2・・・・・


1・・・・・!























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あにちゃん(アニー)お誕生日おめでとー!


アニー
「え!? なに!? どーなってるの!!!??」


メイン会場との間に仕切られたパーティションを取り払い、急に現れた大勢の人々にビックリして思考停止しちゃうアニーちゃん🎵

いやー、私も数年このFF14をやらせていただいておりますが、こんなにド派手な演出のお祝いは初めて見ましたよ!

アニー
「なんか色々で涙でてきた!」

こ、これは・・・・・・・!












討伐勝利ですね!?



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そこへチョコボヘッドを脱ぎ捨てる一人のララフェルが・・・・!

チョコ
「私が本物のアニーだ!」

あ、あにちゃんが2人いるですって!!?

いったいどっちが本m・・・・・・・・。



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アニー
「そんなジト目じゃない!
鏡見て出直してこい!💢」


あー・・・・・。
一瞬で返り討ちにされちゃったよ・・・・💧



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最後はフリーカンパニーハウスで全員一緒に記念撮影です♪
討伐戦で勝利を納めて、みなさんご満悦ですよ!

さて、次なるお誕生日祝いのハードルがぐっと上がりましたが……。














来年は絶クラスになりそうですので、予習が必要ですかね?



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さて、話は変わりますが、ファッションセンス抜群のおはミコカメラマンゆっきー君。

彼のミコッテフェアがそろそろ終りを迎えて、ララフェルへと通常運転に戻るそうですので、チョイチョイ記念に撮影していきたいと思います!

あと何枚ミコッテの彼を撮影できるのでしょうか!?



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最後に癒しのハナちゃんの寝顔を盗撮させていただきまーす♪

さて……柔らかそうなほっぺからいただきましょうかね……?

ハナコ
「一口5億ギルになります。」
















3年金策しても貯まらないよ!?


次回へ続く……。

スペシャルサンクス!



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Lycorice Flowers
カンパニーの凄腕ファッションデザイナー
即興で作る服は裁縫ギルドマスターに匹敵するクオリティに仕上がる
今も気に入る布地を探して世界を旅している



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Sara Oogi
近所のカンパニーマスターで、謎の令嬢
フリーカンパニーを創立する際、父親に1等地にLサイズのハウスをプレゼントされたとか…
トライアスロンの次はロッククライミングに挑戦しているらしい



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Mullenkamp Sydney
カンパニー随一の天才バウンティハンター
清潔感があり大人しい性格でギルドクエストに自信がないからとモブハントを中心に行っている
本人に自覚はないが、受諾したリスキーモブはどんなランクでも確実に仕留めている
実はカンパニー運営資金を1番稼いでいる








メインキャスト!


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Zillharts Canaria
カンパニーで最も思いつきで行動しがちな体育会系
今回の旅の発端であり、過程よりも結果で満足するタイプ
自身で決めたことはやり抜かないと気が済まず、時に頑固
既に次の旅の計画を立てている



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Kaede Hijikata
誰に聞いても天然と言われるカンパニーマスター
三度の飯より五度の飯
その小さなポケットには無数の武器がしまわれていらしいが、その実態は誰も知らない
既に次の食事を決めている



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☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
カナトラやっほー!!


無事に第一部が完結しました!
ペースこそ乱れることもありましたが、楽しく書き続けることができました。


場所を貸してくれ、SSを撮り、加筆をしてくれた楓ちゃん。
撮りながらも長い時間付き合ってくれたりこちゃん。
見学のつもりが突然参加になったさらちゃん。
物語の最後を飾ってくれたメレちゃん。
そして、ここまで読んでくださって、応援してくださったみなさん。
本当にありがとうございます!
自分のやりたいことがたくさんできました!
なので…まだ続けようとも思います笑


その時はまた、どうぞよろしくお願いしますね!!
最後にもう一度…...!






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カナトラやっほー!!


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ここはクガネの治安を守るために組織された「赤誠隊」の屯所。

白い砂利が敷き詰められた庭では、侍の訓練の一つである素振りを行う若い隊士たちが汗を流している。

その庭の中で、一際眼光の鋭い「赤誠隊」の証である朱色の羽織に身を包んだ壮年の隊士に睨まれ、小さくなっているミコッテとアウラの女が2人正座をして項垂れていた。

ジルハーツ
「ねぇ楓ちゃん……あれからどれだけ経った……?」



「うぇぇぇ……夜が明けた気がするぅ……。」

ジルハーツ
「そうよね……夜中に捕まってずっとここにいるわよね……。」

壮年隊士が若い女性隊士から何かの報告を受けている間に、こそこそと小さな声で話す2人。



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「脚がもう限界だよぉ……。」

ジルハーツ
「何時間説教受けてるのかしらあたしたち……。」


「まさかもう悪人さんは、英雄さんが捕まえていただなんてねぇ。」

ジルハーツ
「迂闊だったわ……噂話は鵜呑みにするもんじゃ……ってあれ?」

ジルハーツは屯所の入口から、砂埃を上げながら物凄いスピードでこちらへ向かってくる人影に気が付く。



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ジルハーツ
「あの走ってるのって……さすがにないか……サラちゃんと別れてから5日は経ってるしね。」

ジルハーツは目頭を強めにつまんで目を閉じる。


「一睡もしてないから幻が見えるよぉ?」

先ほどの人影が2人の前でピタリと止まる。
見覚えのある、黒髪の可愛らしいララフェルが2人に微笑みかける。

サラ
「あら? ジルハーツさんに楓さんではありませんか♪」

ジルハーツ
「声まで聞こえる……幻聴にしてはリアルね……。」

サラ
「お久しぶりですわね♪ ご機嫌うるわしゅう♪」

サラは気品あふれる、ご令嬢のお手本とも言える見事に可憐なお辞儀を披露してくれた。


「……本物のサラちゃんだ!?」



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ジルハーツ
「なんでサラちゃんが……あ、あれ?」

先日ナマイ村で別れてから、イシュガルドへと向かったはずのサラが目の前に現れて困惑するジルハーツ。


「トライ……アイスクリーム? はどうしたのー?」

サラ
「わたくしまだ走ってましてよ♪ なかなかイシュガルドが見えてきませんの……だからこうして今も頑張っておりますわ♪」

ジルハーツ
「いやイシュガルドって……アルデナードですらないのよここ!」

サラ
「あらまぁ、お二人はどうしてこちらに?」

親しげにジルハーツと楓に話しかける、この突如として現れた不届き者……!
と壮年隊士はこめかみに青筋を立ててプルプルと震えていた。



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「私たち怒られてるのぉ……。」

サラ
「あら♪ 赤誠隊のお方、ご機嫌よう♪ そちらのお二人はわたくしのお友達ですの♪」

サラは壮年隊士に向き直り、簡単に自己紹介をする。
壮年隊士はサラの話を聞くなり、どんどんと顔が青ざめていく。

ジルハーツ
「え?」

サラ
「彼女らは素晴らしい方たちですわ♪ 許してあげてくださいな♪」

壮年隊士はこくこくと頷くと、そそくさと隊舎の中へと戻っていった。


「あれれ?」

ジルハーツ
「ゆ、許された……?」



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サラ
「わたくしのお父様が赤誠隊の隊長さんとお友達ですの♪」


「すごーい!」

楓は目をキラキラさせて手をギュッと胸の前で握り締めながらサラへ羨望の眼差しを送る。

ジルハーツ
「すごーいって楓ちゃん……そんなレベルの話じゃないと思うの……。
ていうか何者なのよサラちゃんのお父さん……。」

はぁ……と溜息混じりに首を振るジルハーツ。

サラ
「赤誠隊の方がいらっしゃるということは……ここはクガネなのですわね♪」

サラは屯所内をぐるりと見渡す。

ジルハーツ
「なのですわねって……サラちゃんあれからずっと走ってるの?」


「スタートしてからどれくらい経つのぉ?」

サラはえーっと……と小首をかしげながら、迎えた夜を数えた。

サラ
「10日ほどでしょうか……夢中で正確には覚えておりませんわ♪」
















ジルハーツ&楓
「10日!?」




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ジルハーツ
「サラちゃんどんな体力してるのよ……」

サラ
「さすがにずっと走って泳いでいたら、少々疲れてきましたわね♪」

ふぅ……少し暑いですわね。と手を仰ぎ風を顔に送る。

ジルハーツ&楓
「少々!?」

2人は目を見開き驚愕する。
昨日紅玉台場へとたった半日泳いだ程度でクタクタだった2人にはまったくもって信じられない話だ。


「じゃあさ! 一緒にクガネの温泉にでもいこーよ!」

楓は本来の目的である「温泉を求めて」の達成に、もう正座で痺れの限界を迎えた脚の恩人としてサラを誘わないわけには行かないと思った。

サラ
「まあ♪ それもいいですわね♪ 記念すべき第一回目の休憩をとりましょうか♪」

ジルハーツ
「生きてるのが不思議だわ……。」



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ジルハーツは前もって場所を確認しておき、商店街を抜けて温泉へと向かうのが早いと楓とサラに伝える。

はやくベタベタした身体をなんとかしたい楓は足早に商店街へと向かう。
その背中をふふふ♪と温かく見守るサラが追いかける。


「確か楽座街をまっすぐ抜ければってジルちゃんが……あっ!!!」

ジルハーツ
「んー? なにか食べ物でも見つけたの?」

楓が反応するのは決まって食べ物だと呆れるジルハーツ。

サラ
「あら♪ あの後ろ姿は見覚えがありましてよ♪」

サラは見覚えのある後ろ姿を見て、パッと明るい表情をみせる。

ジルハーツ
「本当に織物屋さんにりこちゃんがいたわ!」


「わーい!!」

険しい顔つきで織物屋の店主となにやら話し込んでいるリコリス。
声をかけてきた3人に気が付くと、大きく手を振り駆け寄ってきた。



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リコリス
「みんなー! また会ったでよ!! それにサラちゃんまで!」

リコリスは大きく手を広げて、満面の笑顔で再会を喜んだ。

サラ
「リコさん、ご機嫌よう♪ お久しぶりですわね♪」

サラは先ほどの屯所で見せた美しいお辞儀をリコリスへと送る。
彼女がなにかしらの所作を取るたびに、背景に綺麗な華々が見えてくるような錯覚に襲われる。

ほんとに何者なのだろう……とジルハーツは苦笑した。

リコリス
「織物屋さん巡ってたらここに来たでよ!」

どうやら再会の市から反物を流通を追いかけて、この場所へとたどり着いたのだという。


「ここがクガネなんだってー♪」

再びリコリスと会えて嬉しかったのか、キャッキャとはしゃぐ楓。

リコリス
「無事に着けたみたいで嬉しいのだ!」

楓をたしなめつつ、無事の到着を祝うリコリス。
仲の良い姉妹を見ているようで微笑ましいですわ♪と和んだ表情を送るサラ。



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ジルハーツ
「そういえば、いい織物は見つかった?」

リコリス
「たくさんあったでよー! 買い物じょーずに任せるのだ!」

リコリスはニコニコしながら先ほどの織物屋へと視線を送る。
かなり距離はあったはずだが、店主は視線に気付いたのか、はぁ……と何かを諦めた表情で肩を落としたように見えた。


「すごーい! 可愛い服また作ってー♪」

楓はリコリスの腕にしがみつき、おねだりをし始める。

サラ
「素敵ですわね♪ わたくしもリコさんの作る洋服が大好きですわ♪」

リコリス
「えへへ、任せるのだ! たくさん作るでよ!」

リコリスは少し照れながら、しがみつく楓の頭を撫でてあげた。

ジルハーツ
「そういえばめーちゃんの服も、りこちゃんが仕立てをしてたわよね?」

リコリス
「うん! メレちゃんは紫が似合うからねー!
えっと確か……ビシッとジャケットを作ったでよ!」



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「あっ! そうそう、こんな感じにピシッと着こなしてるんだよねぇ!」

「望海楼」の入口でばったり出会った女性に、無遠慮に近づきジロジロと観察しはじめる楓。

ジルハーツは楓の首根っこを引っ張りやめさせようと思い、手を伸ばす。

ジルハーツ
「この人みたいにスマートで綺麗よね……ってめーちゃん!?」

噂をすればなんとやら。
目の前に突然本人が現れて、目を白黒させているジルハーツ。

リコリス
「ほ、本物でよ!!」

サラ
「噂をすればなんとやら……ですわ♪ メレさんまでこちらにいらしたのですわね♪」

メレンカンプ
「みなさん、こんなところで会うだなんて!」

白髪にスタイリッシュな紫色のジャケットを羽織る、美しいヴィエラが微笑みを浮かべながら、意外な場所で出会ったことを素直に喜んだ。



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メレンカンプ
「カンパニーのみなさんや、サラさんにまで会えるだなんてなんだか嬉しいです。」

リコリス
「やっぱりメレちゃんには紫が似合うのだ! また新しい布地を買ったから、楽しみにしてるんでよ!」

リコリスは仕立てたジャケットを気に入って着てもらえたことが嬉しいようだ。


「カンパニーいちのファッションモデルさんだねー♪」

メレンカンプ
「そんなモデルだなんて……リコさんが作る衣装のおかげですよ。」

楓に褒められて、頬をほんのり赤らめて照れるメレンカンプ。

サラ
「メレさんもご旅行ですの? それともトライアスロンですの?」

サラはライバルの出現かと目をキラキラさせながらメレンカンプに尋ねる。

メレンカンプ
「トライアスロン…? 私は旅行で、昨日着いたばかりなんです。」

メレンカンプは予想だにしない単語に首をかしげながら答える。
同じ目的を持った仲間に出会えたと思って喜んでいたサラは、少しションボリとしたように見えた。

ジルハーツ
「めーちゃんもクガネに来てたのねぇ!」

メレちゃんがいれば、イケメンを捕まえることができるかもしれないわね……!と心の中でガッツポーズをするジルハーツだった。



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ジルハーツ
「温泉ってここなのかしら!」

キョロキョロと回りを見ながら勝手が分からないでいると、すでに旅行でここに宿泊しに来ていたメレンカンプが丁寧に説明する。

メレンカンプ
「ええ。受付を済ませたら入れるそうですよ」

そう言うと、ジルハーツを連れて受付へと案内する。


「美肌の温泉って話だったよねぇ♪」

楓は出発前から力説していたジルハーツを思い出す。

サラ
「まぁ♪ それは素敵ですわ♪ 滋養にも効能があるといいですわね♪」

ぶっ通しで走り、泳ぎ続けてなお、疲労の色をまったく見せないサラは軽くストレッチを始める。

リコリス
「温泉用の水着をパパパッと作ってくるでよ! 完成するまでお話でもして待ってるでよ!」

リコリスは受付の者に事情を話し、作業部屋を一室借りることにした。

メレンカンプ
「さすがリコさん、そんなことも出来るんですね。」

水着に使う素材は希少なもので、簡単には手に入らないため、加工する機会が少ない。
だが、幅広く業者に顔が効くため、素材も融通してもらえるので、彼女にとっては普段簡単に手にすることができる素材と、なんら変わらずに加工ができてしまうのだ。


「さっすが、おしゃれ番長!!」

サラ
「わたくしもお手伝い致しますわ♪」

と作業部屋へと向かうリコリスの後をついていく。


「えっ! サラちゃんそんなこともできるの!?」

サラ
「えぇ♪ 淑女のたしなみですわ♪」



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リコリス
「ジャーン!完成!」

リコリスが即興で製作した水着を全員が身に付ける。

ジルハーツ
「相変わらずすごいわね♪」

いつ採寸したのだろう?と感じてしまうほど身体にぴったりと合っている。


「かっわいーー!!」

リコリスが製作した水着を身につけてご満悦の楓。

メレンカンプ
「人数分、それもみんなデザインが違うだなんて、器用すぎますよ!」

それぞれの水着を見回して、メレンカンプは技術の高さに舌を巻いた。

サラ
「メレさんが素敵すぎますわ……!」

どことなく顔に影を落としつつ、寂しそうにメレンカンプの肢体を見つめた。

リコリス
「相変わらずスタイルが良すぎでよ。」

サラの様子で察したのか、リコリスは苦笑いしながらメレンカンプへと視線を送る。


「貧乳のじるちゃんが可哀想になるね!」

デリカシーなど彼女の辞書には存在しておらず、ジルハーツをからかいながら声を上げて笑っている。

ジルハーツ
「やかまし……! あっ……。」

サラ
「わたくし……なんて……。」

いつの間にか涙目を浮かべながら、しゃがみこんで床の木目を指先でなぞっていた。
ジルハーツはすかさず後ろ回し蹴りで、なおも爆笑を続ける楓の鳩尾へかかとをめり込ませ黙らせた。



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ジルハーツ
「温っ泉っだー!!!!」

湯気が立ち上がる露天温泉を目にして、思わず飛び上がるように喜ぶ。


「ジルちゃんの悲願達成だね!!」

リコリス
「そういえば出発する時に言ってたねー。」

リコリスはフリーカンパニーハウスではしゃぐ2人の会話を思い返した。

メレンカンプ
「こんなにも広いうえに、絶景ですよね。」

冒険者に購入を許されたエリアの大きな屋敷クラスの敷地であれば、2軒程なら余裕で入ってしまうほどの広さがある。
海に隣接しており、快晴であれば水平線の彼方まではっきりと見渡すことができる。

冒険者として様々な景色を目にすることはあるが、温泉に浸かり、ゆっくりと景色を楽しむ経験はそうあるものではない。

果てしなく長い旅路を経て、ようやくたどり着いた心と身体を温めてくれるこの温泉と、素晴らしい景色にジーンとこみ上げてくるジルハーツ。

サラ
「わたくしの実家のお風呂よりも若干広くて素敵ですわ♪」

ささ、では参りましょうか♪ と眺めの良い場所を探すサラを見て、目が点になる一同。










一同
「若干!?」



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ジルハーツ
「これが美容の湯♪ ここまで来た甲斐があるわぁ♪」

ジルハーツは湯に浸かりながら、んー!と伸びをする。

メレンカンプ
「疲れどころか、嫌なことまで全部忘れられますよね。」

嫌なこと……と楓は一晩中何も食べさせてもらえずに、お説教を受けていた昨晩のことを思い出し身震いする。

サラ
「夕陽も綺麗で癒されますわね♪」

海へゆっくりと向かっていく太陽。
沈むにつれて、偏属性クリスタルの様に空が茜色に染まっていく。


「真っ赤な夕陽……お腹空いてきちゃうね♪」

グゥとお腹を鳴らしながら苦笑いする。

リコリス
「相変わらずの底無しでよ



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メレンカンプ
「サラさんは相変わらず可愛らしくて羨ましいですよ。」

ひとつひとつに無駄がなく、美しい所作だけでなく、どこか気品のある可愛らしさがにじみ出ているサラへと微笑みかけた。

サラ
「褒めてもギルしか出ませんわ♪」

サラは照れ隠しに肩を少しすくめてみせる。

メレンカンプ
「そ、そうなんですね。(ギル出るんだ……)」

冗談かと思っていたが、真面目な顔で返答がきたのが、驚きをみせるわけにもいかずに、は、はは……と苦笑いで誤魔化すことにした。

サラ
「メレさんこそ、その長い手足が美しくて嫉妬してしまうほどですわ♪」

この返答次第では、また先程のように落ち込んでしまう!
咄嗟に思考を巡らせて、当たり障りのない言葉を探すメレンカンプ。

メレンカンプ
「お、お互いに無い物ねだり、それもなんだか良いものですね!」

サラ
「全くその通りですわね♪」

ふぅ、と海の上をゆっくりと進む商船を眺めるサラを見て、ホッと胸をなで下ろした。



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リコリス
「また会えるなんて、嬉しいでよ!」

ジルハーツ
「ちょうど昨日織物屋さんの前で、りこちゃんに会えたらなって話してたのよ!」


「そしたら本当に会えたぁ!!」

リコリス
「運命でよ!」

ジルハーツ
「そういえばあたしたちが出会ったのも、偶然にしては奇跡的だったわよねぇ。」

当時を振り返り、空を見上げるジルハーツ。


「確か南ザナラーンだったよね! 懐かしい!」

ジルハーツ
「あの時の2人には感謝してるわホント。」

リコリス
「あれからジルちゃんも立派になったでよ。」

腕を組み、うんうんと頷く。

そこで何かを思い出すメレンカンプ。

メレンカンプ
「そういえば、ここの宿の屋上にも露天風呂がありますよ。」

ジルハーツ
「クガネの温泉に全部浸からなきゃ美肌になれない気がする!」

サラ
「それは行くしかありませんわね♪」

リコリス
「早速いくでよ!」

バシャ!と勢いよく湯から立ち上がる。


「はっしれー!!」

楓は身体を伝う水滴を撒き散らしながら、宿へ向かって一目散に飛び出していく。

ジルハーツ
「楓ちゃん、タオルで身体拭いてって! ってもう聞こえてないし……。」

やれやれと楓の後を追う一同。



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ジルハーツ
「眺めもよくてサイコー♪」

すっかり日も沈み、瞬く星空がクガネを覆っている。
この屋上からは海だけでなくクガネを一望することができる。

街は淡く優しい提灯の明かりで彩られており、突飛な華やかさこそ無いものの、心が不思議と和む雰囲気がある。

メレンカンプ
「そういえば、さっきみなさんとの出会いの話をしてましたね。」

先ほどの話を聞いていたメレンカンプは続きが気になっていた。

サラ
「気になるお話でしたわね♪ ぜひお聞かせ願えるかしら♪」


「ガボボボボ……ぷはっ!」

何度も潜っては顔を出す楓。

リコリス
「お風呂はプールじゃないのだ……。」

再び潜る楓の頭をポンポンと叩くリコリス。

ジルハーツ
「あっはは! 大した話じゃないから、また今度ね!」

ジルハーツは浴槽に背をあずけて目を閉じた。

メレンカンプ
「そう言って忘れ去られていくやつですね。」

サラ
「ジルハーツさんのいけず、ですわ♪」

この日は夜が更けるまで、ここ屋上温泉から楽しそうに笑う声が絶えなかった。













翌日……。
宿屋で一晩過ごした一同はせっかくだから、明るい時にもう一度屋上へ行ってみようと集まってきた。


「そーだ! 揃ってるいい機会だし、みんなでアレやろうよ!」

ジルハーツ
「あ! いいわね!」

サラ
「アレですわね♪」

リコリス
「任せるでよ!」

メレンカンプ
「な、なんでしょう……?」


「うふふふ、メレちゃん、ここでこれをこうして……。」



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カナトラやっほー!!


ジルハーツ&楓
「景色もよくて気持ちいいー!!」

メレンカンプ
「なんだか不思議と元気になりますね!」

リコリス
「何度やっても楽しいでよ!」

サラ
「わたくしも、やみつきになってしまいましたわ♪」

ジルハーツ
「またいつか、みんなでやりたいわね♪」


「その時はおっきなエーテライトの前でやりたいね!」



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ジルハーツ
「念願のクガネにも来られたし、そろそろ帰らなくちゃいけないかしら。」


「カンパニーほったらかしだしねー。」

また長い旅路を戻るのかと少しげんなりする2人。

メレンカンプ
「それなら見送りますよ。」

リコリス
「私はもう少しお買い物して帰るでよ。
もう少しお値段を勉強してもらわないといけないのだ。」

ふふふ……と意味深な笑みを浮かべる。

サラ
「わたくしは、またイシュガルドを目指して走りますわ♪」

メレンカンプ
「走るって……え、今イシュガルドって言いました……!?」

目を丸くして驚く。

ジルハーツ
「詳しくは聞かないであげて、めーちゃん……。」

ジルハーツは目を閉じ、ポンとメレンカンプの肩へ手を乗せて、首を横に振る。


「そういえば、メレちゃんは私たちのあとにすぐ出発したのー?」

ジルハーツ
「一昨日クガネに着いたって言ってたわよね。」


「ここまで来るの大変だったでしょぉ?」

楓は自らが辿ってきた旅路を思い出し、メレンカンプへ問いかけた。

メレンカンプ
「???」

何を言っているのか分からないという表情で楓を見る。

メレンカンプ
「クガネなら……リムサ・ロミンサから船で来れますよ?」

ジルハーツ&楓
「……え?」

2人は顔を見合わせる。

ジルハーツ
「でもホラ、船旅となればお金がすごいかかるんじゃ……?」

とてもそんな大金払えないと困った表情をするジルハーツ。

メレンカンプ
「300ギルですよ?」

ジルハーツ&楓
「 ………は?」

メレンカンプ
「300ギルです。ロミンサから直通で。」

ジルハーツ&楓
「……………。」




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ジルハーツ&楓
「………………スゥゥ〜……。」








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ジルハーツ&楓
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!???」

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