楓のFF14日記

カテゴリ: 蛮族クエスト

<ドラヴァニア雲海 モーグリ修復団 本部>

タレソン
「道具の更新は、首尾よくいったようじゃ。
これで一層、修復団の腕前も上がっていくじゃろう。
…ワシとお主の仕事ゆえ、当然の結果じゃな。」



「は…はは…...w
(ひとえに、タレソンさんの無茶振りの結果かと…)」



さて、道具を新調して、モグジン君は技術的にも大分あがってるはず…!



PS_Messages_20191104_232651-01
モグジン
「センセイ、待っていたくぽ!
モグと一緒に、オヤカタの話を聞いてほしいくぽ!
きっと、あの石像の修復について、話をするつもりくぽ!」




「タレソンさんと…?
うん、じゃあ一緒に聞きにいこっか!」



私は、モグジン君と一緒に、すぐ隣にいるタレソンさんに話を聞きに行きます。



タレソン
「おお、冒険者殿。
すまぬが少々、待ってもらえるか?
まだ参加者が揃って…っと、来たようじゃな。」



おお、冒険者殿って…
絶対私とモグジン君の会話聞こえてたでしょう?ww

それはともかく…参加者??

誰だろう…?



オル・ディー
「おうおう、話しってなんでい、タレソンの爺さんよぉ?
いよいよ俺っちの力が、必要になったってことかい?」



わ、子竜のオル・ディー君だったのか!
久しぶりだなぁ…!



タレソン
「うむ、そのとおりじゃ。
なにせ今回は、修理の山場。
お主の力がなければ、何も始まらんからのう。」



オル・ディー
「かーっ、しゃあねぇな!
俺っちがちょいと、鱗を脱いでやるぜぃ!
…で、今回は何をするんでぃ?」




「(オル・ディー君、照れてる…?w)」



モグジン
「それはもちろん!
グリンブルスティさんから依頼された、石像の修復くぽ!」



モグジン君に頷くタレソンさん。



タレソン
「その通り、「友情の証」と言われる石像じゃ。
皆、新たな道具に慣れ、腕前も磨きが掛かってきたからの。
いよいよ修復作業も大詰め…そろそろ頃合じゃろうて。」



モグジン
「くぽぽーッ!やってやるくぽーッ!
…ところで「友情の証」ってどんな形してるくぽ?」



タレソン
「資料も遺構も残っておらんので、まったくわからん。
なにせ、この広場は千年前の、人と竜が蜜月だった時代の遺跡じゃからのう…」



モグジン
「千年前…ヒトと竜…?」



オル・ディー
「さっそく、俺っちが役に立つな!
そいつはおそらく「ヒトとドラゴン」の像でぃ!
昔は数多くあったと、古き翼のダンナ方から聞いたぜぃ!」



タレソン
「人と竜の蜜月時代から、存在していた意匠となれば、なるほど、「友情の証」として相応しかろう!」



モグジン
「ヒトとドラゴン」の像が「友情の証」なのはわかったくぽ。
でも、実物がない以上、新しく造り直すしかないくぽ…
どこかに参考にできるものはないくぽ?」



タレソン
「…ファルコンネストに据えられたレリーフなら、参考になるだろうが、あれを雲海まで持ってくるわけにもいかん。
ほかに参考になりそうなものは…

そうじゃ!神殿騎士団なら、異端者から押収した彫像を保管しておるかもしれん!

冒険者殿、すまんが皇都に戻り、「アンドゥルー」卿に掛けあって、「異端の彫像」を借りてきてくれんか?」




「そういうことなら、お安い御用だよ!」



タレソン
「もし、アンドゥルー卿が渋るようであれば、この書簡を彼に渡してくれ。
きっと快く、貸し出してくれるじゃろう…」



私は、タレソンさんから禍々しさが漂う書簡を受け取りました。
きっとアンドゥルーを脅迫するような内容に違いない…w



モグジン
「オヤカタ、お手本の調達はセンセイにお願いするとして、モグたちは何をすればいいくぽ?
修復の練習くぽ?」



タレソン
「お主は、モグムリと相談して、石材を用意するのじゃ!
オル・ディーは、モグジンを手伝っておくれ。」



モグジン君とオル・ディーはやる気満々のようだね!



タレソン
「ワシは、その間に石像を据える台座の準備を進めておく。
それでは一同、行動開始じゃ!」




「おー!
んじゃ私もイシュガルドへとお使いに行って来ますかね!」



私は神殿騎士団にいる、アンドゥルーさんのもとへと向かいます。



<イシュガルド 神殿騎士団本部>


「あ、アンドゥルーさん、ちょっとお話が…」



アンドゥルー
「…...修復の見本として、「異端の彫像」を使いたいと?
押収品を私の一存で貸し出すのは難しいな…

私としても、君への協力は惜しみたくない。
だが、規則を曲げることはできん。
なにかほかに手は…む、タレソン殿からの書簡だと?」



私は、早速アンドゥルーへ、タレソンさんから預かってきた、怪しい手紙を渡しました。



アンドゥルー
「ふむふむ…...彫像は、もともとドラヴァニア雲海にあったもの。
これを雲海に棲まうモーグリ族に「返還」する形式を採る、と。
略奪品の返還請求となれば、教皇庁とて文句は言えまい。

さすがは、ゼーメルの古狐…
このような、手続き上の穴を見つけるとはな。
…わかった、さっそく用意させよう。」




「(普通に機転が効いた内容の手紙だったのね!
てっきりタレソンさんのことだから…)
ところで、ゼーメルの古狐って…?」



アンドゥルー
「む......もしや、タレソン殿のことを知らなかったのか?
彼の名はタレソン・ド・ゼーメル......前ゼーメル伯爵その人だよ。
今や引退して、悠々自適の生活をしているようだがな。

ともかく、部下から目当ての品を受け取るといい。
「ヴァンカネー」に言えば、押収した「異端の彫像」を、受け取ることができるだろう。」




「ゼーメル家の当主だったの!?
どーりで切れ者なわけだね......
アンドゥルーさんありがと!」



私はアンドゥルーさんに教えてもらった、ヴァンカネーさんがいる場所へと向かいます。



ヴァンカネー
「......押収した「異端の彫像」を渡してほしいと?
アンドゥルー卿の許可があるなら、問題はない。
こんな物、何に使うつもりかわからんが、持っていくといい。」




「えへへ......色々とね♪」


さて、依頼された物も手に入ったし、タレソンさんの元へと戻りましょうかね!



<ドラヴァニア雲海 モーグリ修復団本部>

PS_Messages_20191104_232648-01
タレソン
「戻ったか、冒険者殿。
「異端の彫像」は、首尾よく借り受けられたかの?」




「うん、タレソンさんから預かった書簡のおかげで、すんなりと!」


私は、彫像をタレソンさんへと渡しました。



タレソン
「…これが「異端の彫像」か。
状態は悪くないし、これなら手本として使えよう。

…ときに、冒険者殿。
アンドゥルー卿に、書状を渡したようじゃの。
ならば、ワシが何者かも、聞いたのであろうな?」




「う…うん......」



タレソン
「遅れてしもうたが、名乗らせていただく。
ワシの名は、タレソン・ド・ゼーメル。
すでに家督は息子に譲ったが、これでも前伯爵じゃ。

大貴族が修復計画に参加するのは、意外じゃったか?
貴族の道楽だと、お主に思われるかもしれんが…
最後くらいは、ただの職人として生きたくての。

ゼーメル家は、築城技術に長ける名門じゃ。
ゆえに、ワシは幼き頃より職人たちに親しみ、その技を身につけた。
じゃが、伯爵位を継いでからは、道具を握ることも少なくなった。

権謀術数を駆使して、権力闘争に明け暮れる日々…
すべては名門、ゼーメル家を守るため…

そんな姿ばかりを見せて、育ててしまったせいかのう。
ワシは息子らに、「職人魂」の何たるかを教えてやれなんだ。
モーグリ族への技術指導は、その贖罪なのやもしれんな。」




「タレソンさん…」



タレソン
「…ファッファッファッ、つまらぬ老人の繰り事であったの。
話を石像の修復に戻そうではないか。
もちろん、冒険者殿にも、しっかり働いてもらうぞ?」




「うん!
なにすればいいの~??」



タレソン
「お主に頼みたいのは、石材用の研磨布紙じゃ。
美しい石像を造り上げるには、仕上げの磨きが肝心よ。
腕利きである冒険者殿に、良質な研磨布紙を用意してもらいたい。

必要な素材は「モグムリ」から受け取り、完成したら「モグジン」へ渡しておくれ。
いつものように頼んだぞ、冒険者殿。」




「わかった!
モグムリ君に材料をもらいにいこっと♪」



モグムリ
「みんなで石像を修復中くぽ。
お腹が減ったけど、一段落するまで我慢くぽ!
…冒険者さんも手伝ってくれるなら、素材をご提供くぽ!」




「うん、手伝うよ!」


私はモグムリ君から、石像を磨くための道具作りを始めます。




「最後の仕上げに使うものだから、品質がいい物にしないとね…!」



私はタレソンさんから依頼された、研磨布紙を完成させ、モグジン君の元へ向かいました。



モグジン
「センセイ、「石像修復用部材」を制作してくれたくぽ?
お手間を取らせて、申し訳ないくぽ。」




「はい、モグジン君。
これ使って、石像完成させてね!」



モグジン
「センセイが制作する物は、いつ見てもすごいくぽ。
これなら石像自体の品質も、ぜったい高くなるくぽ!
さあ、この部材を使って修復続行くぽーッ!」



PS_Messages_20191104_232654-01

PS_Messages_20191104_232656-01
やる気に燃えるモグジン君。
あっという間に石像を完成させてしまいました。

いやぁ、モグジン君たち頑張ったね~!



モグジン
「で、できたくぽ…
完璧な形に仕上がったくぽ。
これならグリンブルスティさんも、認めてくれるはずくぽ!」



PS_Messages_20191104_232659-01

PS_Messages_20191104_232701-01
そこで丁度、様子を見に舞い降りて来たグリンブルスティさん。



グリンブルスティ
「モーグリたちよ、我が要求した石像の修復はどうだ?
そろそろ諦めて降参する頃合いかと思い、様子を見にきたのだが…」



PS_Messages_20191104_232704-01
モグジン
「これはちょうどいいところに、くぽ!
たった今、石像の修復を終えたところくぽ!
しっかりと見て、モグたちを認めるくぽ!」



グリンブルスティさんは、モグジン君たちが造り上げた像を眺めます。



グリンブルスティ
「「ヒトとドラゴン」の石像…
千年の昔に「友情の証」として据えられたものと、よく似ておる。
しかし、我は……」



PS_Messages_20191104_232707-01
モグジン
「…?」



PS_Messages_20191104_232709-01
グリンブルスティ
「いや……少し昔を思い出しただけだ。
認めよう、モーグリたちよ。
今度は気兼ねなく、この広場の修復を進めるがいい。」




PS_Messages_20191104_232712-01
モグジン
「…グリンブルスティさん、妥協した、くぽ?」



PS_Messages_20191104_232716-01

PS_Messages_20191104_232718-01
完成した石像を見上げて、考え込んでいるモグジン君。



PS_Messages_20191104_232722-01
モグモグ修復団によって石像が修復されました。
しかしモグジンには、グリンブルスティの様子が気になるようです…



次回へ続く…

モグジン「……くぽぽ…なんでうまくいかないくぽ……
いや、『意思は岩を砕く』くぽ。妥協せずやれば、道は開けるはず…くぽ!?」


モグジン君ブツブツと何か言ってたけど、どうしたの??


モグジン「セ、センセイくぽ!?
ちょっと、ビックリしたけど、ちょうどいいくぽ!
オヤカタから話があるらしいから、一緒に聞いてほしいくぽ!」


お?
いいよ〜❗️
タレソンさんは…っと…

探すまでもなく、目の前にいるねw


タレソン「今回の話は、またもやモーグリのイタズラについてじゃ。
神殿騎士団に頼んだ資材が、予定を過ぎても届かん。
おそらく、荷運びを任せたモーグリの仕業じゃろう」


モグジン「荷運びを頼んだモーグリは、修復団の一員じゃないくぽ。
モグたちがどれくらい困るかわからずに、いつもの調子でイタズラしたんだと思うくぽ」


ん〜
そのモーグリたちのポンポンむしってくればいい?


タレソン「ふむ、そういう事情を踏まえた上で、モグジンよ。
お主が輸送担当のモーグリをギャフンと言わせ、補給物資を回収してくるんじゃ!」


お、タレソンさんはモグジン君をご指名だね!
モグジン君は場数をこなすほどに成長するからね(๑>◡<๑)


モグジン「がってんくぽ!
『意思は岩を砕く』……
徹底的にお話しして、物資を回収してくるくぽ!!」


もうタレソンさんの依頼に、怖じ気付かなくなったね!

モグジン君は足早に輸送担当のモーグリの元へ向かいます。

タレソン「今のモグジンなら大丈夫だろうが、念のためじゃ。
冒険者殿、すまんが手を貸してやってくれんか?
また妥協しそうなら、ポンポンをむしり取る勢いで指導じゃ!」


わかりましたw
じゃあ、モグジン君の後を追いますか。



モグジン「センセイ、どうしたくぽ?
もしかして心配して、来てくれたくぽ?」


うん、ちょっとね…


モグジン「くぽぽ!センセイは心配しすぎくぽ!
モグはちゃんとお話しして、もうイタズラしないよう、わかってもらったくぽ!

でも、こういうことができても、仕方ないくぽ。修復作業に必要な、技術を身につける方が大切くぽ。

なのに最近、ぜんぜん上達しないくぽ……」


そっか…それでモグジン君は悩んでたのかぁ…


モグジン「ごめんなさい……変なこと言ってしまったくぽ。
『意思は岩を砕く』くぽ!
こんなところで妥協するわけには、いかないくぽ!

それじゃモグは、イタズラで隠された資材を回収してくるくぽ。
センセイは、回収済みの資材を持って、先に帰っていてほしいくぽ」


強がってはいるけど、結構悩んでるね…
何か力になりたいけど、どうすればいいかな……

戻ってタレソンさんに相談してみよう。


タレソン「戻ってきたか、冒険者殿。
……おや、モグジンが見えんが、どうしたんじゃ?」


イタズラしたモーグリと話し合って、隠された資材を一緒に回収して戻ってくるそうですよ。


タレソン「……ほほう、事情は了解した。
そういう話であれば、残りの資材はモグジンに任せよう。
その代わりではないが、冒険者殿には別に、頼みたいことがある」


あ……えと、モグジン君が……


タレソン「モグジンの意識が変わって、奴はずいぶんと腕を上げた。
それに引っ張られ、修復団全体の技量も向上した。
……じゃが、ここのところ伸び悩み始めての」


え………

モグジン君、君のオヤカタはちゃんと見てくれてるよ!!。゚(゚´ω`゚)゚。


タレソン「それとなくワシは原因を探っておったんじゃ。
モーグリ族が、あの細腕で、どう作業しているのか……
観察してひとつの答えが見えてきた。

我ら人が、腕や指先に込める力の具合で加減するところを、モーグリ族は、エーテルの力でやっていたんじゃよ。
今使ってる道具で、繊細な作業ができんのも道理じゃろう?」


なんて、弟子想いの師匠…!。゚(゚´ω`゚)゚。

イシュガルドに沢山のお弟子さんを育てただけあるね!!


タレソン「そろそろ、話が見えてきたじゃろう。
そう、今回頼んだ資材は、モーグリ仕様の道具を作る材料。
ワシと冒険者殿で、修復団用の新たな道具を作るのじゃ!」


そういうことなら、喜んで作りますよ!


タレソン「お主に任せたいのは、ハンマーの柄でな。
エーテル伝導率を高めるためのニスを使いながら、モーグリ族の手に馴染む大きさの部材を作ってくれ」


よし……気合い入れて作っちゃうぞ!!

私は高品質の柄を仕上げて、タレソンさんに渡します。


タレソン「ふむ、この品質……さすがは冒険者殿じゃな!
お主の部材とワシらが用意した部材を合わせれば、立派なモーグリ用の道具ができるじゃろうて!」


タレソンさんは部材同士を組み合わせ、
道具を完成させます。


タレソン「………ファッファッファッ!
試作品の完成じゃ!!
これだけ楽しい製作は、久しぶりだのう。
若返った気分じゃわい」


モグジン君喜んでくれるかな!?


モグジン「ただいまくぽ〜♪
無事、残りの資材を回収してきたくぽ!
……なんかオヤカタが楽しそうだけど、なにかあったくぽ?」


タレソン「おお、モグジンや。
これはちょうどいいところに……
ちょいと、こちらへ来てくれんかの?」


モグジン「オ、オヤカタの顔が、悪巧みしてるときと同じくぽ!
そういう顔をされると、近づきにくいくぽ。
……チラッ」


あ、モグジン君、私に助けを求めてるw
さ、いいから行って来なさいな^ ^


モグジン「セ、センセイに助けを拒否されたくぽ……ッ!
こうなったら仕方ないくぽ。
このモグジン、覚悟を決めて行くくぽ!」


モグジン「オ、オヤカタ……センセイ……
このハンマー、いったいどうしたくぽ?」


タレソン「冒険者殿とワシが製作した新型の試作品じゃ!
モーグリ族が扱いやすいよう改良してみたんじゃが……
持ってみた感じはどうじゃ?しっくりくるか?」


モグジン「とってもしっくり、手に馴染むくぽ!
申し訳ないけど、前の道具とは段違いくぽ!
この道具なら、どんなものでも簡単に修復できそうくぽ!!」


わ!凄く喜んでくれてる!!
嬉しい!!!


タレソン「そうか、そうか、そいつはよかった。
実際に試してみんと、正確にはわからんが、おそらくお主の悩みも、これで解決するじゃろ」


モグジン「もしかして……モグがさっぱり上達しないから、わざわざ道具を作ってくれたくぽ?」


タレソン「ワシらが何のためにここにいると、思っておるんじゃ!
お主らの技術を上達させるため、手助けするのは当然よ。
……礼はいらんから、早く上手くなれ」


モグジン「……わかったくぽ!
モグたち、今まで以上に頑張って、腕を磨くくぽ!
だからこれからも、技術指導をよろしくお願いするくぽ!」


いい師弟関係でよかったね、モグジン君!


さぁ、いよいよ広場の石像作りだね!!

新しい道具で修復して、グリンブルスティさんをギャフンと言わせちゃお!


次回へ続く…

いよいよ広場の補修作業も大詰めに差し迫ってきました。

ここでタレソンさんから提案が…


image

タレソン「ウェイ・アフ殿の助けを借りたことで、作業は大いに進展しておる。
しかし、いまだに広場は殺風景なままで、物足りん。
そこで、象徴となるものを…」


???「てぇへんだ、てぇへんだ!
古き翼が、怒りの咆哮をあげとんでぃ!」


このしゃべり口調は…
オル・ディー君ですね。


image

タレソン「オル・ディーよ、そんなに焦ってどうしたんじゃ?
少しは落ち着いて話をせんか!」


オル・ディー「おうおうおう、聞いて驚くなよ!
古き翼の『グリンブルスティ』が、モグモグ修復団のことを聞いて、広場の修復をやめろと激怒してるんでぃ!」


タレソン「ふぅむ……ワシらの修復作業が気に食わんとな……
とはいえ、問答無用で襲ってくるわけでもないところを見ると、相手方にも、何やら事情がありそうじゃの……

今は無用な敵を作りたくない。
ここはひとつ、古き翼とやらに直接会って話を聞くしかあるまい。
冒険者殿、モグジン、お前たちも一緒に来てくれ」


オル・ディー「よしきた、そういうことなら案内するぜぃ!
『グリンブルスティ』の旦ダンナなら、白亜の宮殿にいるはず。
さぁ、オメェらまとめて着いて来な!」


オル・ディー君、案内よろしくね!


image

グリンブルスティ「貴様らが、我が土中に埋められた広場を掘り起こし、その上、修復を試みているというヒトどもか…
即刻、修復をやめて雲海から去れ」


いきなりそんな、つっけんどんな…


image

タレソン「どうやら、貴殿は勘違いをしておられる様子…
広場を修復しているのは、雲海に住まうモーグリ族じゃ。
ワシら人は、それを手伝っているにすぎん。
そもそも遺跡の修復は、モーグリ族と聖竜が交わした契約の一環。
さらに修復には聖竜の眷属たるドラゴン族も協力しておる。

…これを貴殿の一存で、止めてよいものなのかな?」


グリンブルスティ「……なるほど、確かに止める権利を、我は有していない。
そう、お主の言葉が本当であれば、だが」


モグジン「ほ、本当くぽ!嘘じゃないくぽ!
広場を修復しているのは、モグたちモーグリくぽ!
それに、聖竜様との契約も本当だから、確認してほしいくぽ!」


タレソン「モグジンよ、やめておけ…
それで済むなら怒りの咆哮など、あげはしまいて。

さて、古き翼殿……
お主ほどの力のある竜ならば、力尽くで修復を妨害し、広場を破壊することも容易いはず……
それをせぬということは、交渉の余地があると見受けるが?」


グリンブルスティ「老いたるヒトよ、察しがいいな。
広場が真の姿を取り戻すなら、あえて止めようとも思わぬ。
それが叶わぬと思えばこそ、怒りを抱いているのだ」


モグジン「く、くぽ?
広場を元に戻せばいいくぽ?
そんなの楽勝くぽ!今やっていることを続ければいいだけくぽ!」


グリンブルスティ「ほう、そう簡単にいくかな?
かつて、かの広場の中央には枯れることなき『泉水』があった……
しかし、貴様らでは、それを実現することなどできまい」













できます!

今のモグジン君は一味違いますよ!


image

タレソン「やれやれ、水源のない場所に『泉水』ときたか……
かなりの難問じゃが、ワシらであれば不可能ではあるまいて。
そうであろう、モグジンよ!」


モグジン「もちろんくぽ!
力を尽くして、修復できるって見せてやるくぽ!」


タレソンとモグジン始め修復団のやる気は十分です!

グリンブルスティさん、待ってなさいよ…












泉水でも、噴水でも、お望み以上のものを作ってやるから‼️


image

こうして、しばらくグリンブルスティさんは、広場の修復作業をしばらく見守ることになりました。


一度広場へ戻り、水源の確保についての相談を始めます。

タレソン「雲海に棲まう者たちは、いかなる方法で水を確保しておるのじゃ?」


確かに、棲んでるモーグリやドラゴンに聞けば参考になるかも!


モグジン「も、モグは水なんて、気にしたことないくぽ。
喉が渇いたり、お花のお世話をするのに水が必要なときは、モグモグホームの北にある水場まで、汲みに行くだけくぽ」


オル・ディー「お、おうおう、ドラゴン族も同じでぃ。
鱗が乾いたときには、雲海の中をひとっ飛び!
喉の渇きは獲物の血で潤すのが、ドラゴン族の流儀ってなもんよ!」


え……

あ、そうなんだw


タレソン「やれやら、まったく参考にならんわい。
さて、どうしたものか……
……冒険者殿に何か妙案はないかの?」


前にアバラシア雲海で、エマネラン君と一緒に『湧水のクリスタル』っていうのを取ったことがあるよ!


オル・ディー「なんでい、なんでい、水を生むクリスタルがあれば、グリンブルスティのダンナを言い負かせるってぇのかい?」


タレソン「あぁ、その通り。
湧水のクリスタルがあれば、すべて解決じゃ!
……もしや、ドラヴァニア雲海にもあるのか?」


オル・ディー「おうよ!ウェストン・ウォーターの北あたりで、見かけたことがあるぜぃ!」


よし!じゃあ早速探しに行こうか!
私とモグジン、オル・ディーでウェストン・ウォーターの北あたりへ向かいます。


image

う〜ん……
湧き出る水の量が少ない….かな。
泉水の水源としては、使えないね…


オル・ディー「なんでい、なんでい、湧き出る水の量が少なすぎるだと?
それならクリスタルを活性化すればいいじゃねぇか!」


え!?
そんなことできるの?


オル・ディー「魔力を乗せた竜の咆哮をクリスタルに浴びせれば、属性の力を、ががーんと活性化させられるんでぃ!
水も勢いよく出るようになるぜぃ!」


ドラゴンってすごいw
じゃ、オル・ディー、お願いね!


オル・ディー「大丈夫、任せておけって!
あと100年ちょっと待ってくれりゃ、俺っちも、魔力を乗せた咆哮を放てるようにならぁ!」


あ…






またそういう感じ?w


じゃ、ウェイ・アフさんにお願いしに行ってくるw


image

ウェイ・アフ「よく来ましたね、ヒトの職人よ」


image

ウェイ・アフさん、ウェストン・ウォーターの北にある、湧水のクリスタルを活性化させたいんだけど、お願いできませんか?


image

ウェイ・アフ「なるほど、咆哮でクリスタルを活性化させたいと……
わかりました、私の力を貸しましょう。

では、私の背に乗りなさい、ヒトの職人よ。
どのクリスタルに咆哮するか、指示をお願いします」


image

ウェイ・アフさん、あのクリスタル!

ウェイ・アフが魔力を乗せた咆哮をクリスタルへ向けて放ちます。


モグジン「くぼぽー!綺麗な水がドバドバ出てきたくぽ!
これのら泉水の水源として使えるくぽー!
さっそく、採取しちゃうくぽー!」


やったね‼️


ウェイ・アフ「咆哮による活性化は上手くいったようですね。
魔力を乗せすぎて、属性の力を暴走させないかと、少しばかり心配しましたが…」


え、なに…



暴走すると、どうなるのこれw

噴水になるのかな……

気になるw


モグジン「……よしよし!上手に採取、できたくぽー!
それじゃあグリンブルスティさんのところに行って、泉水の修復ができるって証明するくぽ!」


そうだね!
白亜の宮殿へ向かおう!

ウェイ・アフさん、ありがとう‼️


image

モグジン「グリンブルスティさん、泉水を修復する方法を見つけたくぽ!」


image

グリンブルスティ「……ほほぅ、では単刀直入に聞こう。修復に必要となる水源は、どのように確保するつもりだ?」


モグジン「センセイとオル・ディーが教えてくれたくぽ。
ウェストン・ウォーターの北にあった湧水のクリスタル。
これを使えば、水源は作り出せるくぽ!」


グリンブルスティ「……湧水のクリスタルを突き止めたことは、見事。
しかし、現存するものは水の力が弱く、水源としては不適だ。
この我が何も知らぬと侮ったか?」


ファッファッファ!
さぁ、モグジン君、反撃のチャンスだよ!


モグジン「侮ってるのは、そちらくぽ!
難癖をつけるなら、妥協せず、徹底的にするくぽ。
意思は岩を砕くくぽ!」


グリンブルスティ「意思は岩を砕く……?
貴様、いったい何を言っている?
いや、その言葉……どこかで……」


モグジン「力の弱さは、ウェイ・アフの咆哮で活性化して、もうとっくに、解決済みくぽ!
さぁ!どうくぽ?
これで修復の可能性は示せたくぽ?」


グリンブルスティ「……示した可能性については、理解した。
しかし、ヒトと竜との功績を己のもののように誇る一方、貴様自身は何もしておらんが、それでも可能性を語るのか?」


モグジン「も、モグの出番はこれからくぽ!
湧水のクリスタルは、素材のひとつに過ぎないくぽ!
泉水を造るのは、モグたちの職人技くぽ!」


グリンブルスティ「……そこまで言い切るからには、自信があるのであろうな。
よかろう、広場の修復を認めてやろうではないか……
貴様たちの職人技とやらを、この我に見せてみよ。

ただし!……条件がある。
かつての泉水には、友情の証たる石像が備えられていた。
その石像も含めて、すべてを完璧に再現してみせよ。
もしできぬ場合は……」


image

モグジン「で、できない場合は……どうなるくぽ?」


グリンブルスティ「あの広場をふたたび破壊し、土中に葬ろう」


モグジン「……や、やってやるくぽ!
妥協せず、徹底的に、泉水と石像を修復するくぽ!
そして、グリンブルスティさんに職人技を認めさせてやるくぽ!」


モグジン君はそう言い残して広場の修復作業に取りかかります。


グリンブルスティ「……おもしろい。
そうは思わんか、若木ヒトの職人よ」


image

グリンブルスティさん、ちょっと期待してるでしょw

さて、私もモグジン君を手伝ってきますかね!


image

モグジン「『友情の証』の石像は、グリンブルスティさんからの挑戦状くぽ!
そして、モグモグ修復団にとって、初めての職人仕事の依頼くぽ!

くぽぽー!とっても燃えて きたくぽー!」


タレソンさんから、モグジンに石像の修復を任されます。


モグジン「ますます燃えてきたくぽー!
『意思は岩を砕く』……妥協せず、徹底的に修復するくぽ!

でもその前に、中央の泉水をみんなで修復するくぽー!」

image

image
石像の課題は、一旦おいて広場中央の泉水を完成させます。


石像の修復はできるでしょうか!?
ここまでやったら、もうやりきるしかないね、モグジン君!

次回へ続く…



新しく、修復団に加わったモグップたちの働きにより作業が進んでいきますが、ここで問題が…


image

タレソン「モグジンたちも技術を身につけてきたことじゃし、外壁の修復に着手したいのじゃが、ちょいと問題があってのう」


え、どうしました??


タレソン「というのも、重い石材を積み上げる方法がないんじゃ。
皇都なら、足踏み回転車や巻上げ機を使うとこじゃが、これはあくまでヒトが使う装置……モーグリ向きとは言えん。

この地の情報に疎いワシでは、いい手がおもいうかばん。
重い石材を持ち上げ、壁として積み上げる方法を、ふたりは思いつかんかのう?」


モグジン「モグにいい考えがあるくぽ!
ドラゴン族の力を借りるくぽ!
ドラゴン族は、とっても力持ちだから、重い石材もラクラク持ち上げてくれるくぽ!」


モグジン君、それは妙案だね!


image

タレソン「ほほう、それは良い考えじゃな。しかしだ、協力してくれるドラゴン族にアテはあるのか?」


モグジン「もちろんくぽ!
モグには、ドラゴン族のお友達がいるくぽ。
協力してもらえるよう頼んでくるから、待っててほしいくぽ!」


ドラゴン族にお友達がいるのね!
それじゃ、待ってるから、モグジン君宜しくね♪


モグジン「連れてきたくぽー!
こっちがお友だちのオル・ディーくぽ!」


image

オル・ディー「おうおうおう、困ってるヒトってのはオマエらか?
ダチのモグジンが、どうしてもと頼み込んできたからよ、ちょっくら、力を貸してやりにきてやったぜぃ!!?」


あら、可愛いドラゴンw


タレソン「ファッファッファッ、よく来てくれた。
しかし失礼じゃが、お主の身体は少しばかり小さいようじゃ。
重い石材を抱え、飛び上がることはできるかのう?」


オル・ディー「バ、バカにするんじゃねぇや!
俺っちは、誇り高き聖龍に連なるドラゴン族の一翼!
あと300年もすれば、どんな重い石だって持ち運んでみせらぁ!」


タレソン「なぁ、モグジンや。
どうやらワシらは、300年も『妥協』して、オル・ディーとやらの成長を、待たねばならんようだぞ?」


タレソンさんアオリにいきますねw


モグジン「く、くぽ!?そんな妥協は、できないくぽ!
すぐに何とかするくぽ!

さあ、いまからモグがいっぱい食べ物をあげるくぽ!
全部食べて、とっとと大きくなるくぽ!
300年も待ってられないくぽーッ!」


モグジン君、焦ってますね…











それは無理でしょうw


オル・ディー「なんでい、なんでい、気が短い連中だな!
たった300年も待てねぇなんてよ!」


モグジン「待てるわけないくぽ!
300年も待ってたら、モグたち全員、ばったり倒れて、しわしわの干物になってるくぽ!」


オル・ディー「ったく、ヒトもモーグリも、だらしねヤツばっかりだな…」


あんたたちの寿命がすごすぎるの!w


オル・ディー「しかたねぇ、俺っちの兄貴を紹介してやっから、頼んでみろよ。
理屈っぽいが、気に入られりゃ、助太刀してもらえるはずだぜぃ?」


モグジン「お、お願いするくぽ!
モグは妥協を知らないモーグリくぽ!
意思は岩を砕く…モグの熱意で必ず説得して見せるくぽ!」


オル・ディーの兄貴である、ウェイ・アフは白亜の宮殿にいるとのこと。
モグジン君と一緒に、ウェイ・アフの説得に向かいましょう!


image

ウェイ・アフ「……貴方たちが、私の力を求める者たちですね。
不肖の弟とはいえ、血族の頼みとあっては仕方ありません。
話だけでも、聞いてみるとしましょう」


オル・ディーと違って、丁寧なドラゴンだなぁw


モグジン「モグたちは、重い石材を運べずに、とても困っているくぽ!
ぜひぜひ、ウェイ・アフさんの力を貸してほしいくぽ!」


ウェイ・アフ「しばらく前から、モーグリ族がヒトの真似事を始めたことは、眷属の竜たちから伝え聞いています。
モーグリ族が、どこでどのように遊ぼうとも構いません。
しかし、私にその遊びに付き合えと言われても、承服しかねます」


モーグリって何してても、遊んでるように見えるのかなw


モグジン「あ、遊びじゃないくぽ!
モグたちは白亜の宮殿を直すために頑張ってるくぽ!
『意思は岩を砕く』そこに妥協はないくぽ!」


おぉ…あのモグジン君が言うようになったね。


オル・ディー「なぁ、兄貴……モグジンは本気だぜぃ?
最近さっぱりダチの俺っちとも遊ばねぇで、真剣に取り組んでるんだ……
俺っちからも頼むからよ、なっ?」


ウェイ・アフ「…….なるほど、そこまで言うなら、自らの言葉を証明するための機会を……
いうなれば、試練を貴方たちに与えましょう。
『形ある、形なきもの』を作りなさい。
それができれば、貴方たちの行いが遊びではないと認め、修復計画とやらにも、力を貸すことにしましょう」


お!条件付きだけど、ウェイ・アフさんが力を貸してくれるってモグジン君!


モグジン「……わかったくぽ。
センセイ!広場に戻って相談するくぽ!」


私たちはタレソンさんが待つ、広場へと戻り、『形ある、形なきもの』について相談することにします。


モグジン「『形ある、形なきもの』……うーん、どんなものくぽ?
……意味がわからなくて、考えるの面倒くぽ。
『空気』でも見せて、トンチで誤魔化すしか……」


モグジン君……










今日のポンポン良い色してるね。

私が、モグジン君のポンポンを見てニヤニヤしていると…


モグジン「はっ!?だ、大丈夫くぽ。
センセイを見て、オヤカタの言葉を思い出したくぽ。
『意思は岩を砕く』、妥協せずに試練に挑むくぽ!」


うん、じゃあ一緒に考えてみようか!


モグジン「いくら考えてみても、さっぱり思いつかないくぽ!
センセイは、何か思いつかないくぽ?」


うーん…
モーグリたちが得意なものに関係するとか…?


モグジン「モグたちの得意な…?
音楽とか……はっ!そうくぽ!
ラッパくぽ!聖竜様を呼ぶラッパくぽ!
ラッパみたいな楽器には形があるけど、音楽には形がないくぽ!」


モグジン君、やるじゃない!

私とモグジン君はすごいラッパの制作に取り掛かります。

完成したラッパを持って、ウェイ・アフさんのところへ向かおう!


モグジン「ウェイ・アフさん。『形ある、形なきもの』ができたくぽ!
渾身の逸品を見るがいいくぽ〜!」


image

モグジンがラッパを取り出し、ウェイ、アフさんに見せます。


オル・ディー「なんでい、なんでい、こいつはラッパかい!?
『形ある形なきもの』なのに、形があるじゃねぇか!」


image

ウェイ・アフ「いいえ、我が弟よ…見誤ってはなりません。
この美しい楽器こそが『形ある、形なきもの』なのです。
モグジンよ、これは貴方が製作したものですか?」


モグジン「そうくぽ!モグが妥協せず、力を尽くして製作したくぽ!
……で、でも、センセイの力も、ちょっと借りたくぽ」


オル・ディー「おうおうおう、めでたし、めでたしってぇヤツだな!
だけど兄貴、なんだってラッパが正解なんでぃ?」


ウェイ・アフ「ドラゴン族は、文字や言葉ではなく、感情と魔力を乗せた咆哮、すなわち竜詩を重んじます。

しかし、ヒトやモーグリに竜詩を操ることはできません。
ゆえに、我が父祖たる聖竜は、親しきヒトやモーグリ族に、楽器の音色に想いを乗せる術を、伝えたのだといいます。

聖竜を呼ぶのにラッパが用いられるのも、そのため。

我が助けを借りたいならば、私を呼ぶにふさわしい、美しい音色を奏でる楽器が必要……。

貴方がたが作ったラッパには、その価値があるようです」


モグジン君、頑張って作った甲斐があったね!!


モグジン「センセイ…モグの製作した物が、認められたくぽ。
こんなこと初めてくぽ……!
なんか、とっても、すごいことくぽ…!」


君は、本気を出せばすごいんだから、面倒くさがっちゃダメよw


モグジン「ウェイ・アフさんは、モグが現場まで案内するくぽ!」


よしっ!
じゃあ、タレソンさんも首を長くして待ってるはずだから、戻ろっか!


image

タレソン「首尾よくドラゴン族の力を借りれたようじゃな。
冒険者殿、ようやってくれた。
……しかし、モグジンの様子が変なんじゃが、なにかあったかの?」


モグジン君が一生懸命作ったラッパが、ドラゴン族を呼び出すにふさわしい、美しい音色のラッパだと認められてすごく喜んでましたよ(*´ω`*)


タレソン「モグジンや、妥協せず、力を尽くして製作した物が、他人に認められる感覚はどうじゃった?
控えめに言っても……最高じゃろう?」


モグジン「イタズラが成功した時よりも
、最高くぽ!」


タレソン「ファッファッファ、その気持ちがわかったなら、もうお主は、ワシや冒険者殿と同じ、一人前の職人じゃ。
腕の方は、まだまだ半人前だがの」


タレソンさん弟子の成長が嬉しそう!


モグジン「オヤカタとセンセイと同じ、一人前の職人……くぽ?
なんてすごいことくぽ……!
腕の方も、ぜったいに追いついてみせるくぽ!」


にひひ…そう簡単には追いつかせないよ?w


image

タレソン「さて…ウェイ・アフ殿と言ったか。
待たせてすまんかったな…
そろそろ千年ぶりの人と竜の共同製作、始めるかのう」


ウェイ・アフ「そう言われると、千年前を知らぬ若輩者の私でも、感慨深いものがありますね。
ふふっ……ヒトの職人よ、改めてよろしく頼みます」


image

ウェイ・アフさんの助力によって、広場の外壁修復を進めることができました!

ピンクに光る綿毛が綺麗!
この白亜の宮殿って、当時物凄く美しいところだったんだろうな〜

千年前の白亜の宮殿を見てみたいな!

次回へ続く…

私はタレソンさんと一緒に、モーグリたちに必要な道具を作成したり、材料の調達や完成品の見本など、ざまざまなお手伝いを行ってきました。


そんなある日のこと…


image

モグジン「くぽぽ!センセイ、待っていたくぽ!
オヤカタから話があるみたいだから、一緒に聞いてほしいくぽ!」


あ、はいはい。
じゃあタレソンさんのとこに行きましょうか!


image

タレソン「モグジンたち修復団は、ずいぶんと熱心での。
あっという間に、基礎技術を習得してもうたわ。
後は邪魔なガレキを取り除けば、広場の修復を始められる。

このガレキを撤去するには、修復団だけだと人手が足りんので、モーグリ族に応援を頼んだのじゃが、いっこうに到着せん。
まぁ、いつものイタズラじゃろう…」


image

タレソン「というわけで、モグジンよ。
お主が、約束通りに現れぬモーグリたちにイタズラを仕掛け、ギャフンと言わせて、この広場まで連れてくるのじゃ!」


モグジン「く、くぽっ!?
モグがやるくぽ!?
で、でも…実はモグ、モーグリ相手にイタズラを成功させたことないくぽ…」


タレソン「詰めが甘く、すぐに妥協するから失敗するのじゃ!
よいか、お主に我が一族のモットーを教えてやろう…
「ノミは石を削り、意思は岩を砕く」!

ノミを一振りした程度では、石の表面を削ることしかできん。
しかし、強い意志で何千とノミを振るえば、やがて大岩も砕ける。
徹底的にやり抜く意思こそが、謀計を成功させる秘訣なのじゃ!」


モグジン「「意思は岩を砕く」……徹底的にやり抜く…くぽ…
わかったくぽ…オヤカタのモットー通りに、徹底的にイタズラしてみるくぽ!!」


タレソンさんの激励により奮起したモグジン君。
モグジン君にこの諦めない心が身についたら鬼に金棒だね‼️


タレソン「うむ、その意気じゃ!
お主も組織の長であるからには、侮られてはならぬ!
徹底的にイタズラを決めて、相手を屈服させてくるのじゃ!」


イシュガルドの伝統ある石工職人をまとめるだけあって、タレソンさん凄い!
人材育成も徹底的だね!


タレソン「…とはいえ、モグジンだけでは心許ないのう。
すまんが冒険者殿も、少しばかり手を貸してやれんか?
妥協しそうなら、ポンポンむしり取る勢いで指導するのじゃぞ!」


分かりましたw
と、言うことなので、モグジン君のポンポンのために頑張ろうね!


モグジン「…お願いだから、ポンポンはむしり取らないでほしいくぽ。
とにかく、応援を頼んだモーグリたちのまとめ役、モグップに会いに行くくぽ!」


私とモグジン君はモグップに会いにアサー天空廊へと向かいます。


モグップに修復団の、応援の件について確認を取るモグジン君。


image

モグップ「モグの手違いで、集合場所を間違えて伝えちゃったくぽ。
きっと、雲海のいろんなところへ散らばってるくぽ…

ところで、なんだか喉が渇いたくぽー。
差し入れの飲み物があれば、みんな集まる気がするくぽー。
それとも、雲海中に散らばってる全員、探してみるくぽ?」


モグジン「なるほど、そういうことくぽ。
だいたい話は理解したくぽ。
必ずまた来るくぽ」


私とモグジン君は一旦その場を離れます。
しっかし、魂胆が分かりやすいw
さて、モグジン君どうする?


モグジン「ここはオヤカタが言うとおり、イタズラでおびき寄せてやるくぽ!
でも、どんなイタズラがいいくぽ?
センセイが使ったニセの実は、もう使えないくぽ。
噂になっているから、ニセ物だって見破られるくぽ。
うーん…でも…ほかにいいイタズラもないくぽ…

考えるのが面倒になってきたくぽ。
いっそニセの実のイタズラでも、いい気がしてきたくぽ。
本物みたいだったし、きっと今回もバレないくぽ!」


ふ〜ん…
私はモグジンのポンポンを見つめながら、悪どい顔をしてみせます。


モグジン「……くぽぽ!?ポンポンはむしり取らないでほしいくぽ!
大丈夫、オヤカタの言葉を思い出したくぽ!
『意思は岩を砕く』…徹底的にやり抜いて見せるくぽ!」


モグジンは何やら、とっておきの品物を使う決意をした模様です。


image

モグモグホームのモグタンに、クポの実の賄賂を渡してとっておきの「例のブツ」を手にしました。

あまりに効果が凄すぎて、いまだに誰もイタズラに使ったことはないものみたいですw

目的の物も手に入りましたので、再びモグップの元へ向かいます。


image

モグップ「おやおや、また来たくぽ?
必死に探してるけど、応援は集まってないくぽ。
話は変わるけど、物凄い勢いで喉が渇いてきたくぽー」


私はモグップのポンポンを、むしり取りたい気持ちを抑え、ここはモグジン君に任せるとしますw


モグジン「もう降参くぽ!こんなすごいイタズラ、尊敬するくぽ!
だから、この飲み物を受け取ってほしいくぽ!」


モグップ「モグジンはよくわかってるくぽ!
こんなに美味しそうなジュースがあれば、みんな集まるくぽ!
それじゃあさっそく、呼びに行くくぽー!」


モグジン「モグップは例のブツに気がつかなかったくぽ。
本当にブツを渡してしまった、自分が恐ろしいくぽ…

とにかく、モグップを追いかけて、仕上げにかかるくぽー!」


私たちはモグップの後を、こっそりと追いかけます。


image

モグジンが渡した飲み物を、囲んでいるモーグリたち。
おそらく応援に来る予定のモーグリたちであろう…


image

モグジン「ちょうど今、モグップが隠れていたモーグリたちを、集め終わったとこくぽ!」


image

モグップ「イタズラ大成功くぽ!
降参したモグジンからジュースをもらったから、みんなで飲んで、勝利を祝うくぽ〜♪」



image

モーグリたちは、例のブツが入っている飲み物を、がぶ飲みし始めます。


image

モグジン「ふ〜、イタズラの後の一杯…格別…くぽ…」


あれ?モーグリたちの様子が…?


image

モグップ「ふにゃら…ふにゃら…こ、これは…
モグジン…さては、謀った…くぽ!?」


え、どうなってるのw
例のブツって…?


image

みんな気持ちよさそうに、寝ちゃった…


image

モグジン「くぽぽ〜♪ひっかかったくぽー!
例のブツ…フワフワ浮草の種で作ったジュースは、超絶な癒し効果で、フワフワ夢見心地にしてしまうくぽ!」


なるほど…


モグジン「そして、ポンポンがフワフワになった状態で、ささやけば…
ここからが、イタズラの最後の詰めくぽ!
センセイ、しっかり見ていてほしいくぽ!」


例のブツにはさらなる効能が…!?


image

モグジンがモグップたちの側でささやきはじめます。


モグジン「みんな、よく聞くくぽー。
労働は、とっても、とっても、素晴らしいくぽ〜♪


まさかw
そんなすり込みみたいなことができるわけ…………


モグップ「労働……素晴らしい……くぽ……」










効いてるw


image

モグジン「いますぐ、いますぐ、働きたいくぽ〜♪
朝から晩まで、休まず労働くぽ〜♪」


うはw鬼‼️


モグップ「いますぐ……働く……くぽ……
休み……いらない……くぽ……
……はっ!?」


急に起き上がるモグップたち。


モグップ「なんだかわからないけど、猛烈に働きたいくぽ!
いますぐ働くくぽ!休みはいらないくぽ!
労働万歳!労働万歳!くぽー!!」


image

こうして労働万歳モーグリが誕生しました…w
フワフワ浮草恐るべし……

モグジンのイタズラが大成功しましたので、広場へと向かい、モグップたちの働きぶりを見に行きましょう!


モグジン「困ったことに、ガレキの撤去はさっぱり進んでないくぽ」


え!?モグップたち、来なかったの??


モグジン「モグップたちは、実によく働いてくれたけど、あっという間に疲れ果てて、倒れちゃったくぽ……
正直、ここまで根性なしだとは思わなかったくぽ」


image

むはw
身体は正直なのね(@_@)

ここで、またもやフワフワ浮草の出番!


image

このフワフワ浮草で作られた、クラウドマロウに乗って、綿毛をふりかけると、モーグリ 族によく効く癒し効果があるんですって!

さて、モグップ君……











働きなさいw


モグップ「あ、あれ……体が軽い……くぽ……
疲れがすっかり取れたくぽ♪
これならもっと働けるくぽ!
労働万歳!くぽー!」


あのジュースの効果時間っていかほどなんだろう…














まさか、永続?w


モグジン「この調子なら、邪魔なガレキもきれいさっぱり消えるはずくぽ!
モグップたちも楽しそうだし、問題なしくぽ。
……くぽぽ♪
ヒト相手なら成功したことあるけど、モーグリ 相手のイタズラは初めて成功したくぽ。
これで修復団の団長として、一目を置かれるようになるくぽ!」


バカにしてると労働万歳モーグリに……_:(´ཀ`」 ∠):


モグジン「意思は岩を砕く……
徹底的にやり抜く意思が、モグには足りなかったくぽ!
オヤカタとセンセイのお陰で、妥協しない大切さがわかったくぽ!」


そこへタレソンさんがやってきます。


タレソン「ファッファッファ、モグジンも一皮むけたようじゃのう。
その言葉は、職人の技にも通ずる心構え。
ゆめゆめ忘れんようにの」


モグジン「わかったくぽ!
モグも意思は岩を砕くをモットーにするくぽ!
さあ、これからも広場の修復と、技術の習得、頑張るくぽ!」


さらなる成長を遂げた、モグジン君。
修復が一層はかどる…かな!


次回へ続く…

このページのトップヘ