〈石の家〉
ヤ・シュトラも交えて報告したいと言われたので、「イディルシャイア」で集合することになった。
サンクレッド
今はまず、クルルさんの報告を聞いてくれ。」
それは確かに、バル島でわたしが守られたときに感じた、「光の加護」と同質のエーテルだった・・・
かなり時間が経過しているから、微かなものだったけれどね。」
結果、魔導城跡地で発見したのと同系統の痕跡を、環境エーテルの中に見つけることができた。つまり・・・・・・」
これは、ハイデリンによって、わたしたちの意識が、星の中心に眠る「マザークリスタル」のもとへと、導かれているためだと推測されているわ。
ミンフィリアを「星の海」で捜索するなら、力を貸してくれそうな人が、すぐ近くにいるわよ?
サンクレッド
「そんな・・・!
ミンフィリアが、待っているかもしれないんだぞ!?」
サンクレッド
「くっ・・・・・・!
楓・・・ミンフィリアのことを、どうか・・・頼む・・・・・・」
アルフィノ
「さて、楓・・・さきほど、サンクレッドたちから連絡があったんだ。どうやら、魔導城跡地の調査で収穫があったらしい。
ヤ・シュトラも交えて報告したいと言われたので、「イディルシャイア」で集合することになった。
フ・ラミンたちとの再会に、もう少し浸っていたいが・・・ミンフィリアも、私たちの助けを待っているかもしれない。
さっそく、「イディルシャイア」に向かうとしよう!」
タタル
「楓さん、いってらっしゃいまっせ!
ミンフィリアさんのこと、よろしくおねがいしまっす!」
ミンフィリアさんのこと、よろしくおねがいしまっす!」
楓
「じゃあタタルちゃん、行ってくるね!」
〈イディルシャイア〉
ヤ・シュトラ
「ひとまず、経緯は聞かせてもらったわ。さらに嬉しい報告が聞けるといいのだけれど・・・」
サンクレッド
「フ・ラミンさんたちの出迎え、ありがとうな。俺も「石の家」まで様子を見に行きたいところだが・・・
今はまず、クルルさんの報告を聞いてくれ。」
アルフィノ
「すまない、待たせたね。
・・・さっそくだが、魔導城跡地の調査で、何かわかったのかい?」
・・・さっそくだが、魔導城跡地の調査で、何かわかったのかい?」
クルル
「ええ・・・アルテマウェポンとの戦いが行われた魔導城跡地で、巨大な「意志の力」が干渉した痕跡を見つけたわ。
それは確かに、バル島でわたしが守られたときに感じた、「光の加護」と同質のエーテルだった・・・
かなり時間が経過しているから、微かなものだったけれどね。」
サンクレッド
「俺たちはその足で、ミンフィリアと最後に別れた、シラディハ水道の再調査もしてきたんだ。
結果、魔導城跡地で発見したのと同系統の痕跡を、環境エーテルの中に見つけることができた。つまり・・・・・・」
ヤ・シュトラ
「ほぼ間違いなく、ミンフィリアに対して、ハイデリンの直接的な干渉があったというわけね・・・」
クルル
「わたしやあなた、ミンフィリアのような「超える力」の持ち主は、ハイデリンからの語りかけを受けるさいに、巨大なクリスタルを幻視することがある・・・
「わたしやあなた、ミンフィリアのような「超える力」の持ち主は、ハイデリンからの語りかけを受けるさいに、巨大なクリスタルを幻視することがある・・・
これは、ハイデリンによって、わたしたちの意識が、星の中心に眠る「マザークリスタル」のもとへと、導かれているためだと推測されているわ。
ハイデリンから干渉を受けたミンフィリアが、直後に跡形もなく消息を絶ったのであれば、もしかしたら・・・
彼女は、意識だけでなく肉体ごと、「マザークリスタル」のもとへ導かれたのかもしれない・・・!」
彼女は、意識だけでなく肉体ごと、「マザークリスタル」のもとへ導かれたのかもしれない・・・!」
ヤ・シュトラ
「「マザークリスタル」の眠る場所・・・シャーレアンにおいては「星の海」と呼ばれる空間ね。
「「マザークリスタル」の眠る場所・・・シャーレアンにおいては「星の海」と呼ばれる空間ね。
ミンフィリアを「星の海」で捜索するなら、力を貸してくれそうな人が、すぐ近くにいるわよ?
かつて、星の運命を研究せんとしてシャーレアンが建てた、「星の海」観測用の魔法施設・・・通称「逆さの塔」。
力ある者なら、そこから「星の海」の底すら覗けるらしいわ。
シャーレアンの大撤収以後、使われたという話は聞かないけど、最後にその管理者を任されたのが・・・
どうも、マトーヤらしいのよ。」
力ある者なら、そこから「星の海」の底すら覗けるらしいわ。
シャーレアンの大撤収以後、使われたという話は聞かないけど、最後にその管理者を任されたのが・・・
どうも、マトーヤらしいのよ。」
アルフィノ
「マトーヤ様は、そんなお役目もなさっていたのか・・・!
確かに、これ以上なく心強い助っ人だ!
よし、さっそくマトーヤ様の洞窟へ行こう。
「逆さの塔」を使わせてもらえないか、相談するんだ。」
「マトーヤ様は、そんなお役目もなさっていたのか・・・!
確かに、これ以上なく心強い助っ人だ!
よし、さっそくマトーヤ様の洞窟へ行こう。
「逆さの塔」を使わせてもらえないか、相談するんだ。」
楓
「マトーヤさんに会いに行こうか!」
〈マトーヤの洞窟〉
マトーヤ
「やれやれ・・・
またぞろ、厄介事を持ち掛けに来たのかい。隠居中の老人から、今度は何を奪おうと?」
「やれやれ・・・
またぞろ、厄介事を持ち掛けに来たのかい。隠居中の老人から、今度は何を奪おうと?」
アルフィノ
「静寂を乱して、申し訳ありません。
私たちは、「星の海」に導かれた仲間を見つけるために、シャーレアンの遺産・・・「逆さの塔」を利用したいのです。」
「静寂を乱して、申し訳ありません。
私たちは、「星の海」に導かれた仲間を見つけるために、シャーレアンの遺産・・・「逆さの塔」を利用したいのです。」
マトーヤ
「ふん・・・これはまた、懐かしい名を出すもんだ。
さては、シュトラが余計な入れ知恵をしたね?
・・・・・・まあいい。
「逆さの塔」は今や、放棄された魔法生物どもの城だ。
それでも使いたいと言うなら、好きにおし。」
「ふん・・・これはまた、懐かしい名を出すもんだ。
さては、シュトラが余計な入れ知恵をしたね?
・・・・・・まあいい。
「逆さの塔」は今や、放棄された魔法生物どもの城だ。
それでも使いたいと言うなら、好きにおし。」
ヤ・シュトラ
「あら、マトーヤのわりに、素直に協力してくれるのね。
管理者の役目は、いいのかしら?」
「あら、マトーヤのわりに、素直に協力してくれるのね。
管理者の役目は、いいのかしら?」
マトーヤ
「もとより、管理者だなんて大仰なものになったつもりはないよ。
哲学者議会の連中が、遺産を勝手に押し付けていっただけさ。
15年前の大撤収の折、技術の悪用を防ぐため、「逆さの塔」に通じる道のほとんどが閉鎖された。
「もとより、管理者だなんて大仰なものになったつもりはないよ。
哲学者議会の連中が、遺産を勝手に押し付けていっただけさ。
15年前の大撤収の折、技術の悪用を防ぐため、「逆さの塔」に通じる道のほとんどが閉鎖された。
・・・ただひとつを除いてね。
あの扉の向こうが、「逆さの塔」への最後の道さ。
哲学者議会の連中め、エオルゼアに残るワシに、監視をしておけと命じたわけだ。
・・・で、どうする。
本当に行く覚悟があるというのなら、扉にかけた魔法の鍵を、外してやらんでもないが?」
あの扉の向こうが、「逆さの塔」への最後の道さ。
哲学者議会の連中め、エオルゼアに残るワシに、監視をしておけと命じたわけだ。
・・・で、どうする。
本当に行く覚悟があるというのなら、扉にかけた魔法の鍵を、外してやらんでもないが?」
クルル
「「星の海」に、仲間の消息を知る手がかりがあるのは、ほぼ確実だと考えています。
手をこまねいて待つなんて、絶対にできません!」
「「星の海」に、仲間の消息を知る手がかりがあるのは、ほぼ確実だと考えています。
手をこまねいて待つなんて、絶対にできません!」
マトーヤ
「わかった、扉の鍵を外してやろう。
・・・ただし、その分の労力は、きっちり返上してもらうよ。
冒険者と、そこの魔法っけのないヒゲ男以外は、ここに残ってワシの手伝いをしな。
不平不満は受け付けないよ。」
「わかった、扉の鍵を外してやろう。
・・・ただし、その分の労力は、きっちり返上してもらうよ。
冒険者と、そこの魔法っけのないヒゲ男以外は、ここに残ってワシの手伝いをしな。
不平不満は受け付けないよ。」
サンクレッド
「それじゃあ、楓。
俺たちで「星の海」を目指そう。
・・・必ず、ミンフィリアを探し出すんだ!」
「それじゃあ、楓。
俺たちで「星の海」を目指そう。
・・・必ず、ミンフィリアを探し出すんだ!」
ヤ・シュトラ
「サンクレッド、残念だけど・・・
あなたも、ここに残るべきだわ。
あなた、アシエンに体を乗っ取られていた影響で、エーテルの影響を受けやすくなっているでしょう?
高濃度のエーテルが満ちた「星の海」に近づくのは無茶よ。」
「サンクレッド、残念だけど・・・
あなたも、ここに残るべきだわ。
あなた、アシエンに体を乗っ取られていた影響で、エーテルの影響を受けやすくなっているでしょう?
高濃度のエーテルが満ちた「星の海」に近づくのは無茶よ。」
サンクレッド
「そんな・・・!
ミンフィリアが、待っているかもしれないんだぞ!?」
ヤ・シュトラ
「わかって、適材適所よ。
ひとり仲間を連れ戻すために、ひとり失っては意味がないわ。
それとも、楓を信じられない?」
「わかって、適材適所よ。
ひとり仲間を連れ戻すために、ひとり失っては意味がないわ。
それとも、楓を信じられない?」
サンクレッド
「くっ・・・・・・!
楓・・・ミンフィリアのことを、どうか・・・頼む・・・・・・」
楓
「サンクレッドさん・・・
うん、わかった!
マトーヤさん、行きます!」
次回へ続く・・・