ビッグス「クソッ、このままじゃ……!」



戦艦からの激しい砲撃を受ける、エンタープライズ。


シドさんの操作で上手くかわしているものの、いつまでもつか……



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イゼル「かつて星の意志から授かった、光のクリスタル……

……今こそ使う時か。

これまで、自分の主我のために、多くの犠牲を出してきた。

結局私は、凍えた身体を温めるための、仲間が欲しかったのだ……

そのために、大義を創った。

許して、シヴァ。

……そして、フレースヴェルグ。

それでも私は、どうしても見てみたい……少女が雪原のただ中で、凍えずとも済む時代をッ!」



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戦艦の砲撃をかいくぐり、接近するフレースヴェルグ。


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イゼルさんが飛び降りた!?


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イゼル「ありがとう フレースヴェルグ」


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アルフィノ「あれは イゼル? 

何をするつもりだ!!」



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イゼル「聖女シヴァ―― 

いえ 願いによって造られた 私自身の神よ!

今こそ我が身に降りて 

真の融和のために 最期の静寂を!」



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イゼルさんが授かった、光のクリスタルを使い、シヴァをその身におろします。


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アグリウス級戦艦に挑むイゼルさん……っ!


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シヴァの力を持ってしても、巨大な戦艦に効果的な損傷を与えるに至りません……
激しい砲撃を受け、苦戦するイゼルさん。


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被弾から体勢を立て直します。


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自ら大きな氷の槍となって突っ込むつもり……!?


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アグリウス級戦艦が損傷した!!
イゼルさんは……!?


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イゼル「さらばだ 光の戦士。
私を導いてくれて ありがとう」



光のクリスタルの力を使い果たした……!?

そんな……



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アルフィノ「イゼル……!!」



力を使い果たしたイゼルさんは、眼下に広がる雲海の中へと消えていきます。



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ヤ・シュトラ「あのエーテル……あれは、光のクリスタル……

彼女もまた、間違いなく、ハイデリンに導かれた光の戦士だったのね……」



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エスティニアン「……さらばだ、「氷の巫女」よ。」



アルフィノ「イゼル……

これから、本当の仲間になれればと……」



ヤ・シュトラ「因果なものね…… 

まるで、「超える力」を持ったばかりに、運命に翻弄されているかのよう。」



エスティニアン「氷女……いけ好かない奴だと思っていたが、最期の覚悟は見事だった……」



ビッグス「帝国のアグリウス級を相手に、たったひとりで立ち向かうなんて……」



ウェッジ「チビってないッス。 

ぜったいチビってないッス!」



シド「アグリウス級に、後ろに張り付かれたときは、どうなるかと思ったが……

ともかく、無事に「魔大陸」に立つことができたわけだ。

犠牲になってくれた「氷の巫女」のためにも、教皇とアシエンの野望を阻止せんとな。」



アルフィノ「イゼル……

ともに旅する中で、彼女の純粋さに、私は共感していたんだ。

いつか、「暁」の一員に……そう願ってさえいたのに……」 



イゼルさんまで……



ヤ・シュトラ「……アルフィノ様。

でも、彼女はどうやって、私たちの行動を知ったのかしら。」



エスティニアン「聖竜「フレースヴェルグ」であれば、俺が持つ「竜の眼」の力を感じ取れたとて、不思議ではない。

おそらく、聖竜が俺たちの動きに気付き、氷女……イゼルに伝え、導いたのだろうな……

聖竜と奴は、最期に和解し、協力できたってわけだ……」 



シド「……奴さんは、お前さんたちを信じたからこそ、命を賭してまで、道を切り拓いてくれた……そうだろ? 

だったら、気持ちを切り替えて、己の使命を果たすんだ。

……奥に、ドーム状の施設が見える。 

まずは、そこまで行こう。」



アルフィノ「確かにシドの言うとおりだ……

悲しくとも、今はただ進むのみ……か。」 



ヤ・シュトラ「私たちには、果たすべき目的があるわ。 

もう一度、気を引き締めていきましょう。」



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エスティニアン「禍々しい気配を感じるぜ……」



魔大陸になんとか着いた……

トールダンはどこに……?



ビッグス「こいつは驚いたな。

まだ設備が生きているぞ……」 



ウェッジ「すごいところッス……」 



古代の情報端末……かな?

活動を停止しているらしく、反応がないね……



シド「見たところ周囲に可動している防衛兵器もいないようだし、ひとまず、ここら一帯は安全と考えていいだろう。

よし、作戦会議と行こうじゃないか。

まずは、ここをベースキャンプとして、教皇ご一行様の行方を捜すのがいいと思うんだが、どうだ?

闇雲に歩いても、効率的じゃないだろう?」



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アルフィノ「確かに、この広い「魔大陸」を、あてどもなく探し回るのは、いかにも具合が悪い……

だが、どうやって教皇たちを探そうというんだ?」



シド「おそらく、ここは古代の飛空艇発着場だ。

これだけの規模の施設となれば、魔大陸の中枢施設と繋がる、情報端末があるはずだ……そいつを探す。

みんな、手分けして辺りを探し、人が操作できそうな装置がないか見て回ってくれ。」


各々、手分けしてそれらしきものが無いか調査を始めます。



ヤ・シュトラ「ダメね……この辺りには、何もないみたい。」



エスティニアン「不気味な気配を感じる……何者だ……?」



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シド 「そいつは機能を停止しているようでな。 
皆といっしょに、ほかに情報端末がないか探してくれ。」



ビッグス「こんな時じゃなけりゃ、喜んで研究のために、調べ回るんだがなぁ……」



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アルフィノ「なんて巨大なんだ……

聖コイナク財団のレポートにあった「ラグナロク級拘束艦」すら、着艦できそうな規模だぞ……」



使えそうな物を探しながら、辺りの確認をするアルフィノ君。



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エスティニアン「悪いが、俺は機械には疎いんでな……

それよりも、気になるのは竜の気配を感じることだ。 

この「魔大陸」に、ドラゴン族がいるとでもいうのか?」



ビッグス「ガレマール帝国の魔導技術の中には、古代アラグ文明の技術を、再現したものも少なくないんだ。 

端末さえ見つかれば、どうにか動かせると思うんだが……」



なかなか見つからないね……



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シド「そうか、何も見つからなかったか。

こっちは一応、見つけたものの……どうにも起動しなくてな。 

機工師としての俺の勘も、いよいよ鈍ってきたか? 

……ところで、ウェッジの姿を見なかったか? 

ついさっきまで、俺の側にいたと思ったんだが……

すまない、 

ウェッジの奴、施設の外まで行ったのかもしれない。 

周辺を探してきてくれないか?」



それは危ないね!

ちょっと見てくる!!



みんなが居るところから、少し外れたところに、ウェッジ君は居ました。



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ウェッジ「あいたたたたッス……」



ここにいたよ〜!



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シド「どうした!? 何があった!」



ウェッジ「あっ、親方ッ……

面白そうな玩具がないか探していたら、 

ガラクタに足を取られて……」



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シド「馬鹿野郎、遊びでやってんじゃないんだぞ! 

アラグの防衛兵器が、ウロウロしているような場所まで、ひとりで出てくるなんて、何を考えてやがるんだ!」



ウェッジ「す、すんませんッス……

でも、お陰でいいモン見つけたッス!」 


ウェッジ君は、転んだ時に躓いた丸い機械を指します。



シド「……なんだ、防衛兵器の残骸か?」



ウェッジ「残骸なんかじゃないッス。 

コイツ、まだ生きてるッス!



ウェッジ君が勢い良く蹴っ飛ばすと丸い機械が起動します。



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おお!
よく見つけたね!


ウェッジ「ほらねッス!」 



誘導システム「ピピ……「誘導システム」起動……

……初回セットアップを行いマス……

ライセンス条項を確認してくだサイ。」



先に進むための唯一の手がかり……



誘導システム新規アカウントを登録しマス。 

お客様のお名前を、音声で入力してくだサイ。」



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ウェッジ「オイラは「ウェッジ」。

それから、こっちは「」ッス!」



誘導システム「ピピ……新規アカウントの登録が完了しまシタ。 

ウェッジ様、楓様……

ようこそ「アジス・ラー」へ! ガイドをスタートしマス!」



これで、魔大陸でトールダンを探すことができるかも!!



次回へ続く……